ヒュッゲとは?
皆さんは “ヒュッゲ ” (hygge) と言う言葉を聞いたことがありますか? ヒュッゲの意味は、デンマークの言葉で、「心地よい生活を送る知恵」。
日本では2018年頃から取り上げられる様になってきました。
長く暗い冬を過ごすデンマークでは、日常をいかに豊かに心地よく過ごすかを大切にしており、幸福度がとても高いと言われています。
忙しい日常に追われ、ストレスを抱える人の多い日本とは大きく違うところです。 遠い国の習慣ですが、日本版にアレンジして、ゆったりとした生活・暮らしを取り入れてみてはどうでしょうか?
ヒュッゲ実践のヒント
ヒュッゲを実践するヒントを少し紹介します。
・家族や友人、恋人など、気の置けない仲間と過ごす。
人との温かい繋がりを作る。
・お茶やコーヒーを、時間をかけて入れる楽しみを味わう。
・心地よい空間作りをする。
美しい、お気に入りのものだけに囲まれて過ごす幸せを感じる。
・しばらくスマホなどのデジタル機器から離れてみる。
・断捨離をする。
多すぎる選択肢は逆にストレスを生みます。
・明かりを見直す。
日本の照明器具は夜までとても明るすぎる傾向があります。 間接照明を取り入れることは、心地よい眠りの為にも大切です。
・無理せず、見栄を張らず、満ち足りた気持ちで暮らす。
仕事、家庭とは別に趣味など第三のコミュニティを持つことは自分のアイデンティティにとっても重要です。
どうでしょう?
すぐに実践できそうなものもありますね。
ヒュッゲに大事なアイテム
上記にも出てきましたが、ヒュッゲにとって重要なのが、照明です。
デンマークでは日本のように蛍光灯で夜まで明るい、ということはなく、 暖炉やランプなどの間接照明、キャンドルに明かりを灯し、揺らめく炎の下で ディナーや仲間とのくつろぎの時間を共に過ごすのです。
電気が発達する前の世の中は、貴重な明かりのもとに集まり、炎の揺らめきとともに ゆっくりと流れる時間を感じていたのでしょう。 それは現代人の私たちが忘れている、とってもスローな、自分を見つめることができる、温かい時間だったのではないでしょうか。
しかし、スペースの問題や、地震の多い日本ではキャンドルやランプなど火を使うインテリアはハードルが高い気もしますよね。
やはり手軽なのは香りで空間演出をすること。
いつもの何気ない空間も、お気に入りの香りを足せばまた違った雰囲気に一瞬で変わるはずです。 呼吸するたびに心地よさを感じることができるでしょう。 香りを通して、その場の人たちが一体になれる。 おうち時間を自分や身近な人達と心地よく過ごし、楽しむ工夫をすること。
物や情報があふれる時代だけに、本当の豊かさに気づくチャンスかもしれませんね。
また、ヒュッゲは、ヒュッゲする、それヒュッゲだね! と、形容詞的にも使うそうです。
お気に入りのインテリアに香りも加えて、 あなた仕様のヒュッゲな暮らしをしてみませんか?