調香師の匹田から珍しいスパイスをもらいました。
ボトルには“ヒバーチ“と書いてありました。
銀座にある沖縄県のアンテナショップ、わしたーショップで売られているそうです。
一見コショウなのですが、香りはシナモンのようです。
さて、この”ヒバーチ”とは一体どんなスパイスなのでしょうか?
ヒハツモドキ
ヒハツモドキとは、コショウ科コショウ属のつる性木本(藤本)。果実や新芽はカプサイシンやピペリンを含み、香辛料や生薬などに使われています。
また、長コショウと呼ばれる“ヒハツ“という植物もあります。
ヒハツモドキ(学名:Piper retrofractum)
ヒハツ(学名: Piper longum)
この二つ、学名こそ違いますが、実用性という上では分けないことも多いそうです。
沖縄や八重山諸島で栽培されていて、実は地域によってさまざまな名前で呼ばれています。
島コショウ
長コショウ
ピパーチ
ヒバーチ
ピパチ
ピパーツ
ピーヤシ
チバティ
[効能]
ヒハツやヒハツモドキに含まれる「ピペリン」に血行促進作用があります。
また、血圧を正常に保つ作用もあるとか。
シナモンの香りのコショウ?!?と、ちょっと躊躇しましたが、ラーメンを食べるとき、焼き豚に少しかけてみました。
食べてみると、シナモンの独特な香りはほとんど感じず、胡椒なのですがどこか甘みや深みがある、なんとも奥行き深いスパイスでした。
どんなエスニック料理にも使えそう。
これは絶対、豚肉に合いそうです!
本場沖縄でも、元は肉の臭み消しとして使われていたようなのです。
いただいたヒバーチのボトルには、使い方が載っています。
◎八重山そば、汁ものに。
◎普通の胡椒のように
◎コーヒー・お菓子作りにも
コーヒー?!?お菓子作りに!?!
これは試してみなくては♪
個性あふれるスパイスクッキーに、ヒバーチフレーバーコーヒー。
沖縄に想いを馳せながら、一味違ったおやつタイムになりそうですね♪