「サンシャイン水族館の大型リニューアル第3弾、 クラゲをメインにした新エリア『海月空感(くらげくうかん)』。

一番の見所は、視界いっぱいにゆったりとした動きのミズクラゲが広がる、横幅約14Mの 『クラゲパノラマ水槽』です。大きく弧を描いており、暗い海の中で沢山のクラゲに包みこまれたような、 何とも言えない浮遊感を味わうことができます。ここでは生き物本来の魅力を見せようと、色付きの照明は 使わずに、クラゲ本来の美しさを表現しています。クラゲの魅力を最大限に引き出すため、水槽の上下左右を鏡面にして大きく見せたり、壁をあえて黒にし奥行きを広く見せる効果など、都市型水族館ならではの様々な工夫を凝らしています。

この『海月空感』は五感全てで体感して頂きたかったので、BGMと香りにもこだわりました。 このエリアのためのオリジナルサウンド、水中の揺らめきを表現した照明、そしてオリジナルアロマで訪れた人が癒しや非日常感、リラックスした気持ちを感じることが出来る空間を提供しています。
『海月空感』は癒しがテーマですので、オリジナルアロマも『癒し・リラックス・オーシャン・浮遊感』という注文で創りあげて頂きました。創って頂いた香りを社内で何回も嗅いで、現在の香りに決まりました。」

 ー 香りを導入してどのような効果がありましたか?

「水槽前の長いソファーでは、皆さん思い思いにゆったりと過ごされているようです。 『海月空感』にはとくに香りについての説明などはないのですが、物販コーナーでは『海月空間での香りは売っていないのか?』といったお問い合わせを多く頂いています。この『海月空感』のオリジナルアロマによるクラゲの癒し効果と浮遊感でリラックスして頂き、ご自宅でも『海月空感』を思い出して頂けるようになったら嬉しいですね。

サンシャイン水族館では、水族館のブランディングのため、様々な場所でアロマを導入しています。水族館エントランスの香りはオリジナルアロマ『ロータス』、水族館内2階のエリアでは、ジャングルのうっそうとした木々と瑞々しさを表現したオリジナルアロマ『マングローブ』です。

また、この新型コロナウイルス感染拡大の影響で一時休館となり、営業再開の際に、お客様により安心してお越し頂ける対策の一環として、『ウイルスと菌をブロックする』 ”VB formula” を追加導入しました。放香器セントGEARを設置した近くにはそれらの説明のPOPも掲出してあるので、目には見えない私どもの取り組みをお客様が直接確認できて、さらに安心して頂けているようです。」

海月が漂う幻想的な深海をイメージして調香。
ベルベットムスクを使い、クラゲの宇宙遊泳のようなゆったりとした動きを表現、そこにラベンダーで安らぎを、ミントやマリンで爽快感を加えました。
また、ユーカリやペパーミントを加えることにより、水の冷たさや爽やかさを表現しました。

「ロータス」
蓮が生い茂る、幻想的な湖をイメージした香りです。
瑞々しさのあるグリーンノートと、透明感のあるマリンノートが特徴的です。
サンシャイン水族館は、草木が茂り滝が流れるエントランスとなっており、それらをイメージするようなナチュ ラル感のある香りに仕上げました。

「マングローブ」
瑞々しいグリーンノートにウッディノートとマリンノートをアクセントに加えた、落ち着きのある香りです。