こんにちは。
今日は雨が降ったせいか、何だか肌寒く感じますね。
皆様はいかがお過ごしでしょうか?

 

今日は『4711』についてのお話です。
皆様が普段お使いになられているアルコールを使用した香水の元祖となるものは
『コローニュ(ケルン)の水』(オーデコロンの語源)と呼ばれています。
1714年に製作されたもので、柑橘系の香りが爽やかな香りを持つ香水です。

この流れを汲むものが『4711』です。
全体の香調はシトラスで、プチグレンやラベンダー、ローズマリーなどが調合されています。
4711は現在も市場で販売されており、約300年も前に完成していたとは思えない
バランスの取れた香りを体感する事が出来ます。

 

かの有名なナポレオンはこの香水を
毎日何本も、浴びるように身体に使っていたそうで、
彼は欧州遠征の際に大量に4711をパリに持ち帰り、
現在の香水文化の発展に貢献したようです。

 

さて、私の調香師としてのスタートも今思えば
この香水を模倣する所から始まりました。

香水というのは不思議なもので、入れる原料の割合を
0.01%変えただけでも香りのバランスが崩れます。

当時はその微妙な感覚が上手く掴めず、
何度も何度も調香をした記憶があります。

今でも、4711の特徴的な香りがするとその時の事を鮮明に思い出します。

 

皆様にとって、思い出深い香りとはどんなものでしょうか?
きっと皆様にもそういう香りがあると思います。

 

どうぞ皆様がもっと生活の中で香りを楽しんで頂けますように!

 

 

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